男性の結婚したい職業でも人気の「保育士」。実際はどの位の年齢で結婚しているのか調べてみました。
保育士の結婚年齢は7年目がピーク
保育士の平均初婚年齢は29歳とのことで、大体日本の女性の初婚平均年齢とさほど変わりません。
第一のピークが専門学校や大学卒業の22歳ごろ、次のピークが保育士歴7年目にあたる27~29歳ごろがピークとなり、30歳までには結婚する方が多いようです。
首都圏ほど、初婚年齢の平均年齢がアップ
しかしながら、年々初婚の平均年齢が上がっていることも事実です。特に東京・神奈川・大阪などの首都圏でそのような現象がおきています。
慢性的な待機児童の増加と保育士不足を背景に、仕事の忙しさや責任感から上記のピークのタイミングでの結婚を逃してしまうと、異性との出会いが少ない職場のため、なかなか結婚のチャンスを掴むことが難しいようです。
保育士さんのライフイベントを行政が応援
以前、とある園で保育士不足から結婚や妊娠は園長の許可が必要で、順番が決められている、というニュースが話題になりました。ここまで極端でなくとも、仕事のハードさから結婚や妊娠の際は、仕事を辞めざるを得ない、と決断する方は多いようです。
しかし、結婚や妊娠の度に保育士の方が退職してしまうようでは、保育士不足問題は悪化する一方です。そこで、園や施設の自治体から、保育士さんの待遇改善と合わせて、住宅手当や借り上げ社宅制度といった家賃補助、未就学児をもつ保育士の子供の保育料の補助など、結婚しても、子どもを持っても仕事と家庭を両立できるような補助制度を受けることができるようになっています。
保育士の方の結婚や妊娠については、金銭的なサポートと合わせて、現場での他スタッフとの協力関係も不可欠です。みんなが協力し合いながら、保育士の仕事も、プライベートも充実できるようになるといいですね。